アンケートの回答者から「答えなくてもいい質問なのに、間違えてタップしたら元に戻せない」と言われたことはありませんか。ラジオボタンは「どれか1つを選ぶ」ための部品なので、一般的なWebフォームでは一度選ぶと別の選択肢に切り替えることはできても、未選択の状態には戻せない のが普通です。
RAKUFOでは、ラジオボタンを 任意項目(必須ではない) にすると、選択後に「選択を外す」ボタンが表示され、回答者が自分で未回答の状態に戻せるようになります。この記事では、その仕組みと設計のコツを紹介します。
「選択を外す」ボタンの動き
- ラジオボタン項目を 任意 に設定すると使えるようになります(特別な設定は不要です)
- 何も選んでいないときはボタンは表示されず、いずれかの選択肢を選ぶと選択肢の下に「選択を外す」が現れます
- 押すと選択が解除され、ボタンは再び非表示になります
- 必須のラジオボタンには表示されません(必須項目は必ずどれかを選んでもらう前提のため)
チェックボックスはもともとタップで付け外しができ、未選択に戻せるため、この仕組みはラジオボタン専用です。
設定手順
- フォーム編集画面でラジオボタン項目を選択する
- 「必須」をオフにする
- これだけで「選択を外す」が有効になります
- 項目名やヘルプテキストに「任意」であることが伝わる言葉を入れる
- 例:「(任意)当てはまるものがあればお選びください」。回答しなくてよいと分かると、無理に選んで誤った回答が混ざるのを防げます
- プレビューで選択肢をタップし、「選択を外す」が表示されること・押すと解除されることを確認する
どんな質問を任意のラジオボタンにするとよいか
「選択を外す」が役立つのは、答えない自由を残したい質問 です。
| 質問の例 | 任意にする理由 |
|---|---|
| 年代・性別などの属性 | 答えたくない人もいるため。無理に答えさせると離脱や適当な回答につながる |
| 「今後の案内を希望しますか」 | 迷った人が一旦選び、やはり保留にしたいケースがある |
| 満足度のような評価 | 利用していない項目には答えようがない |
| 当日の送迎希望など、該当者だけ答える質問 | 該当しない人が誤って選んだときに取り消せる |
反対に、申込内容の「参加コース」「希望日」のように 回答がないと受付が成立しない質問は必須 にしておきましょう。必須と任意の線引きの考え方は必須項目の付け方。多すぎないコツも参考にしてください。
なお「答えたくない」という意思を明確に記録したい場合は、「回答しない」という選択肢を用意する方法もあります。未選択(空欄)と「回答しない」を区別して集計したいときに便利です。
条件分岐・「その他」と組み合わせる場合
- 条件分岐:選択肢によって表示する質問を変えている場合、「選択を外す」を押すと、未選択の状態に合わせて表示が更新されます。たとえば「はい」を選んだときだけ出していた追加の質問は、選択を外すと再び非表示になります。分岐の作り方はフォームの条件分岐で回答を出し分ける方法で解説しています
- 「その他(自由入力)」:「その他」を選んで自由入力欄が開いている状態で選択を外すと、入力欄も閉じます。詳しくは選択肢に「その他(自由入力)」を追加する方法をご覧ください
分岐を使うフォームでは、選択を外したあとに表示が想定どおり戻るかどうかを、プレビューで一度確かめておくと安心です。
注意点
- 「選択を外す」は回答者の画面上での操作です。送信後の回答を取り消す機能ではありません
- 任意項目が多すぎると「どれに答えればいいのか」が分かりにくくなります。任意にする質問は、本当に答えない自由が必要なものに絞りましょう
- 回答一覧やCSVでは、選択を外したまま送信された項目は空欄になります。集計時は「未回答」として扱うか、あらかじめ決めておくとスムーズです
よくある質問
Q. 必須のラジオボタンでも選択を外せるようにできますか? A. 必須のラジオボタンには「選択を外す」は表示されません。必須項目は別の選択肢に切り替えることで修正できます。未選択に戻せるようにしたい場合は、その質問を任意にするか、「未定」「回答しない」などの選択肢を加えることを検討してください。
Q. プルダウンやチェックボックスでも同じボタンが出ますか? A. 「選択を外す」ボタンはラジオボタン用の仕組みです。チェックボックスはもう一度タップすればチェックを外せるため、ボタンは不要です。
Q. 回答者が選択を外したかどうかは記録されますか? A. 記録されるのは送信時点の状態だけです。一度選んでから外した場合も、最初から選ばなかった場合も、同じように未回答(空欄)として扱われます。